圓徳院にふらっと。

ねねの道を通行中、黄色い石蕗(ツワブキ)に誘われて、ついつい圓徳院に入ってしまいました。

 

唐門
この写真ではちょっと、いや随分見えにくいですけど、上部の扁額には[円徳]と書かれています。

 

 

前後しましたが、こちらが正門です。
圓徳院は木下家の屋敷となっていたため、長屋門の形態がとられています。

 

 

まずは方丈に上がらせていただきます。入口は方丈、出口は北書院にありますので、靴をビニル袋に入れて持ち歩きます。

方丈南庭
奈良国立文化財研究所の故森蘊博士の指導による徳村宗悦氏の作庭。
手前に白砂、その周りは苔地に植栽、大小の岩が配されています。また、ねね様を想い、長屋門からこの南庭までできるだけ花や紅葉を愛でられるように工夫されているそうです。

 

 

方丈内部の様子
写経や写仏などをされている方々がいらして、邪魔をしてはいけないと襖絵などをささっと見て出てきてしまいました(小心者なので)
パンフにもある赤松燎画伯の「白龍」の襖絵は室中ご本尊様の前の襖でした(写真の右の方)。しかしその襖、開いていたので全景を鑑賞できませんでした(閉まっていればご本尊を拝めないです・・)
左のきらびやかな襖絵は「雪月花図」。作者の志村正氏は赤松画伯のお弟子さんだそうです。

 

次に、西側の廊下を通って方丈の裏側に行きました。

長谷川等伯の襖絵(重文-レプリカ)は裏廊下から少し奥まったところでガラスケースの中に展示されていました。桐紋柄の唐紙の上に描かれた「冬の絵」です。至近距離からの鑑賞とガラスに他のものが映るせいで、ちょっと見ずらかったですね。

 

 

渡り廊下を歩いて行くと、蔵がありました。観音開きでどっしりとした扉です。
入ってみると正面と右にガラスケースがあり、右は織部の陶器など、正面は三面大黒天を中心にした花曼荼羅が展示されていました。ケースの下には古い木箱などがしまわれていて、ほんまに蔵!という雰囲気でした。

 

 

渡り廊下をさらに進んで、北書院に来ました。ここで北庭を鑑賞します。

 

 

北庭は国指定名勝になっています。
圓徳院HPよると、伏見城の北政所化粧御殿の前庭を移したもので、当時の原型をほぼそのままに留める桃山時代の代表的庭園のひとつ。賢庭作で後に小堀遠州が手を加えたものだそうです。

賢庭は秀吉の死後三宝院の作庭に携わるなど、石組の「天下一の名手」とうたわれた人です。

 

 

移築の際に敷地面積が縮小したことからこれを枯池泉座視式に改めて、その後さらに小堀遠州によって整えられたのが今日にまで伝わる姿だそうです(ウィキペディアより)

 

 

枯池泉に架かる橋はどれも分厚くて迫力がありました。
多数の巨岩大岩がふんだんに置かれている庭は珍しく、これが桃山時代の豪華さ、豪胆さなのだそうです。(圓徳院HPより)

 

 

 

書院の北側に隣接するお茶室です。

こちらの小間では一人1500円(記念扇子付き)でお手前をいただけるそうです。

 

 

お庭を眺めながらのお抹茶もありますよ(500円)ということで、いただきました。
金箔を乗せた瓢箪型のきんつばは、秀吉の馬印である千成瓢箪をイメージしています。甘さ控えめで、すごーく美味しかったです。

 

 

こちらに三面大黒天様が祀られています。

秀吉公の出世守り本尊「三面大黒天」は、大変珍しい大黒天・毘沙門天・弁財天の三天合体の尊像です。
こちらのお世話をしている方が、ここはものすごいパワースポットだと仰っていました

 

 

歌仙堂と手前の石には「歌仙堂再建記」が刻字されていました。
北政所ねねの甥、木下勝俊(出家して長嘯子ちょうしょうし)が祀られています。数多くの優れた和歌を残し、「歌仙」と称された近世を代表する歌人です。
三年坂にある青龍苑は古くは木下長嘯子の隠棲の地であったことが知られています。

 

 

唐門前を彩る石蕗(ツワブキ)。鮮やかな黄色!葉っぱの形も可愛いです。

 

 

高台寺の台所坂も紅葉はこんな感じ。2,3日経ってしまっているので今はもっと進んでいるでしょう。

 

圓徳院
豊臣秀吉の妻、北政所ねねが高台寺を建立した後、伏見城の化粧御殿とその前庭を山内に移築して移り住んだ。ねねは77歳で没するまでの19年間をこの地で過ごし、終焉の地となった。
圓徳院はねね没後9年目の寛永9年(1633)、ねねの甥である木下利房の手により三江和尚を開基に、木下家の菩提寺として開かれ、高台寺の塔頭とされた。

臨済宗建仁寺派、本尊は釈迦如来。

 

スタッフの皆さんはとても親切でした(´▽`)

 

圓徳院のHPはこちら

 (関連 高台寺の記事)

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