日限(ひぎり)さん。五条坂の安祥院。

大きな提灯に「日限地蔵尊」と書かれた安祥院さんの山門を今回初めてくぐらせていただきました(勝手に)。よく通るところなのに一度もお参りしたことが無かったなんて今までもったいないことをしていました。

 

山門は清水寺につづく五条坂の勾配に沿って建っています。

安祥院は天慶五年(942年)朱雀天皇の勅願によって、乙訓郡に創建された天台宗の寺院が始まりといわれています。荒廃と復興を繰り返した後、享保十年(1725年)に木食(もくじき)僧の養阿(ようあ)上人によってこの地に再興されました。現在は浄土宗の寺院です。

木食僧とは五穀を断ち、木の実や草などを食料として修行する僧のことです。

 

 

100mほど東に市営の清水坂駐車場があるため、往来する観光バスがかなり多いですが、境内に一歩足を踏み入れるとその喧騒が嘘のようです。

 

 

門をくぐって、右に行く小路の突き当たりに「大辨財天」と書かれたお社がありました。まっすぐ本堂にお参りするところですが、小路に咲く白いユリの花に誘われて、こちらに来てしまいました。

 

 

本堂です。残念ながら今回はご本尊の阿弥陀如来様は拝見できませんでしたが、お彼岸と毎月の功徳日には公開されるそうです。
手前の大きな桜の木は「京都市指定保存樹 ヤマザクラ」と札に書かかれていました。これは春には観賞させていただかないとニコニコ

 

 

本堂左手にある地蔵堂には「日限(ひぎり)さん」と呼ばれる「日限地蔵(ひぎりじぞう」が安置されています。
開運・安産・厄除けなどの願い事を何日に何日までにのように日を限ってお願いすると叶えられると伝わっています。

 

 

地蔵堂の左数メートルの小路の先にある「豊川陀枳尼天」のお社。

 

 

山科日ノ岡峠の車石です。

正禅上人(養阿上人)は元文3年(1738)に完成した日ノ岡峠の改修工事を始め、石橋の架設や寺社の敷石など、多くの土木工事を行っているそうです。

 

 

「右 正禅上人自筆大日三尊、光明真言碑。左 西京極佃橋から移築された橋桁石」と立て札に書かれていました。橋桁石はこの画像ではとっても分かりにくいですけど、手摺りの下の長い石です〜。

 

 

境内至るところにタカサゴユリ(テッポウユリ?)が咲いていていて、清々しい気持ちになります。

 

 

弁財天様の傍らにありました小さな石仏。大日如来様かしら?

 

たまたまかも知れませんが、どなたも境内にはいらっしゃいませんでした。この坂を通る方はほとんど清水寺を目指しているからでしょう。五条坂にありながらこんなに静かで落ち着いた場所。石畳に桜の古木、苔、シダ、緑の草木、それに願い事をかなえて下さるお地蔵様も。これからはこの坂を通る度に立ち寄ってしまいそうです。

 

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