「法住寺 」 栄華を極めた院の御所。

法住寺は三十三間堂の東にある天台宗の寺院です。

かつては後白河上皇の御所が営まれた法住寺殿として、広大な寺領と栄華を誇りました。

 

山門です。ずいぶん目立ってる看板はこの日(10月0日)に催された「今様合(いまようあわせ)」の案内です。

 

 

この門は昭和天皇が即位されたときに作られたもので、中心に三つ巴のある菊の御紋に2枚の葉が生えています。これは菊の御紋はもったいないという考えから葉を2枚配しているのだそうです。

 

 

山門をくぐると左側にあるお社に、「豊川陀枳尼天・厳島弁財天」の額を真中に、左の額には「白峰弁財天・竹男大龍神」、右には「毘沙門天王・護法魔王尊」と書かれた額がありました。神様が大勢いらっしゃいます。

 

 

山門と本堂の間にお百度石(社寺の境内で、百度参りの往復の標識として立てられている石。 )が立っていました。

境内の萩の花はもう終わりのようですが、芙蓉はまだまだ綺麗に咲いていました。

 

 

2006年に改修された本堂。本尊の不動明王、通称「身代わり不動」さんが祀られています。

法住寺殿が木曽義仲の焼き討ちに合ったとき、放たれた矢に当時の天台座主・明雲が倒れた。法皇は「お不動さまが明雲となって我が身代りとなってくれた」と落涙されたそうです。

本堂の左の小間には「赤穂浪士四十七士の木像」が安置されています。大石内蔵助は身代わり不動尊に詣でて討ち入りの成功を祈願したということです。

拝観受付は本堂内に入って左側にあり、またこちらでは様々な物が販売されていました。

 

 

本堂の前庭。変な角度から撮ってしまいましたが、護摩法要に使われるところだそうです。

 

 

中庭の渡り廊下。「今様合」が行われる日でしたので、拝観者が多く(私もその一人ですが)思うように撮れませんでした。お兄さまたち、頭が入ってしまってごめんなさい。

 

 

今様」とは平安時代中期に発生した現代流行歌という意味の名前で、後白河法皇は熱中し過ぎて何度も喉を痛めたそうです。

今様合」は阿弥陀堂で行われました。平安装束を着た歌人が部屋の左右に分かれて座り、お題にそった詩を即興で作ります。それを楽人・舞人がまた即興で歌舞楽を演じる、今で言えばアドリブで作った歌をダンサーがアドリブで踊るみたいな感じ? 拝観者にも希望があれば色紙が渡されて歌が詠まれ、その中から2首に舞が付けられていました。

初めて見ましたが、華麗な平安装束や御香の香り、白拍子の美しい舞いなど興味深いものでした。

堂内には後白河法皇の木像と親鸞聖人作の阿弥陀如来像、蕎麦食い木像が安置されています。蕎麦食い木像は親鸞聖人が修行中の比叡山を毎夜抜け出して六角堂に参籠していた時期、身代わりを勤めていました。衆僧と共に振舞われた蕎麦を食べ終えて立派に留守居を果たしたという伝説の木像です。

 

 

山門の南(右)にあるもう一つの門、「竜宮門」です。

門の前の左側には「法住寺殿蹟」、真ん中には「旧御陵正門」と書かれた石碑が立っています。この法住寺の東(裏)に「後白河天皇法住寺陵」がありますが、かつてはここがその御陵の正門だったようです。

(この写真は「今様合の会」の翌日に撮ったものです。)

 

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後白河天皇陵

 

後白河天皇陵」。法住寺の東にあり、山門の少し左にある小路から続いています。

(当日は御陵に行く道の門が閉まっていましたので、何年か前の秋に撮ったものを載せておきます。)

 

法住寺

永延2年(988)右大臣藤原為光が、息女(花山天皇女御)の死後その邸宅を寺としたが、長元5年(1032)に火災により焼亡。それから約120年余り後、皇位を二条天皇に譲った後白河上皇の院の御所が応保元年(1161)から営まれ、法住寺殿と呼ばれた。寿永2年(1183)、木曾義仲の軍勢によって法住寺殿は焼失、後に後白河法皇が崩御されると焼失後の敷地に新たに法華堂が作られ、御陵と定められた。その後法住寺は後白河天皇稜を守る寺として存続したが、明治になり神仏分離令が発令されると、天皇陵は寺域から分離され宮内省の管轄に置かれた。

 

現在妙法院の管理下にある蓮華王院(三十三間堂)は長寛元年(1163)に平清盛の寄進で建立された法住寺の堂宇の一つであり、近辺にある新日吉神宮・新熊野神社は、当初は鎮守社として法住寺内に勧請したものである。

 

また、法住寺は「サザエさん」の作者 長谷川町子さんが愛したお寺で、遺骨はこちらに安置されているそうです。

 

法住寺のHPはこちら

 

<ブログ内関連記事> 新日吉神宮 妙法院 東山七条周辺の地図

 

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