雲龍院 障子越しに望むお庭はすばらしいです。

一昨年泉涌寺を拝観した後に、疲れた!もうダメだぁとパスしてしまった「雲龍院」を今回やっと拝観しました。

 

泉涌寺参道。一時暑さを忘れさせてくれる涼しい木陰です〜。街中を歩くよりは確かに涼しいですけど、立ち止まると汗がダラ〜〜がく〜何で汗は止ると吹き出してくるんでしょうね。

 

 

泉涌寺の駐車場まで来ると「雲龍院」の大きな看板があって、おぉ もう着いた!とぬか喜び。少し進んで、あらまだかしら?と思ったところで、この控えめな道案内板。そこからまだ少し登りました。確か泉涌寺境内からも続いていたと思いますが、今回は泉涌寺には行かなかったので。何やらこの辺から蝉の合唱がボリュームアップしました。

 

 

やっと着きました!山門と勅使門が並んで建っています。

こちらは勅使門で皇族専用です。拝観時にいただいた雲龍院の「へえ〜」ポイントという見どころが紹介された楽しい参考資料によると、近年では常陸宮妃華子殿下がお使いになったそうです。

 

 

こちらが山門で勅使門の手前にあります。

この門をくぐって、よく手入れのされた境内を歩いていると途中に「衆宝観音」という、ふくよかでリラックスされたお姿の観音様像がありました。

受付で拝観料400円を納め、雲龍院のパンフレットと先ほどの「へえ〜ポイント」をいただきます。以下この記事の説明はだいたいこのパンフレットとへえ〜ポイントによるものです。

 

 

本堂の「龍華殿」(重文)です。
さわら材を竹の釘で打った雄大なこけら葺きで、今では大変貴重なものとなっているそうです。(縁からの拝観ですので全体像は見えません。)
堂内には鎌倉時代作の御本尊薬師如来坐像を中心にして、両脇に日光・月光両菩薩が祀られています。

南北朝時代、後円融天皇から写経の功徳をご信奉されて以来写経道場として信仰を集め、江戸時代初期の後水尾天皇より御寄進された写経机が現在も使用されています。また扁額は後水尾天皇の皇女光子(テルコ)内親王の筆だそうです。

 


「龍華殿」の広縁から南西(多分)の方へ向けて撮りました。
手前の木は高野槇、秋篠宮家の若宮 悠仁様のお印の木だそうです。
 

 

「霊明殿」

皇族の御位牌堂のことで、内陣の中央には、北朝の後光厳天皇、後円融天皇、後小松天皇、称光天皇の御尊牌そして左側には後水尾天皇から孝明天皇までの歴代天皇、右側には東福門院・普明照院といった江戸時代の皇子・皇女の尊牌が奉安されています。

 

 

徳川慶喜が寄進した灯籠。元々孝明天皇陵にあり、幕末の混乱で薩摩藩が放り投げたものを二条家の血筋であったご住職がこっそりと取りに行かせて、この場所に置いたらしいとのことです。下の砂紋は菊の形、皇室の十六菊紋です。

 

 

大輪の間
書院の中で一番広いお部屋です。外を眺めるとお庭も広いですー。右手には紫の桔梗が咲いてそれがまた爽やかでした。大きな部屋で風通しもよかったせいか、むし暑さが嘘のようでついほっこりしてしまいましたニコニコ
また、この部屋には大石内蔵助の「龍淵」の書が展示されています。

 

 

左の写真、椅子の前に置かれた石は瞑想石。そばに説明が書かれていました。椅子に腰掛けて足元の瞑想石に左右の土踏まずを乗せて、口からゆっくりと息を吐いて・・・瞑想石に気を集中させて・・・と呼吸法・瞑想法でしょうか。ちょっとやってみました。疲れた足の土踏まずをこの石が押してくれてそれだけで気持ちいい!他の方がお見えになりましたのでそこで止めました。(それだけでは瞑想じゃなくてただの疲労回復です困惑

右の写真は廊下など至る所に設置されていた、面白い形でなんだか可愛い行灯です。

また院内随所に生けられているお花も、素適でした。

 

 

れんげの間「しきしの景色」
報道ステーションのお天気お姉さん推奨「しきしの景色」として「この座布団に座ってご覧になって下さい。」とありましたので、早速そこから撮らせていただきました。
左から「椿」「灯篭」「楓」「松」。(角度を変えれば当然景色も変わりますが)庭園がまるで4枚の絵のように見えます。
隠す・切り取る。全部を見せないことで、いっそう趣深いものになるんですね。(だから開けっ広げの私は情趣の無い奴なんて言われちゃうのかひやひや
また、このお部屋に「きびしい暑さでございます。冷たいお茶をどうぞ一服。」と書かれて、麦茶も用意されていました。お心遣いにほんまに恐縮してしまいます。

 


悟りの間
同じ壁面に四角の「迷いの窓」と、丸い「悟りの窓」があります。

四角い「迷いの窓」は人生における苦しみを象徴し、「生老病死四苦八苦」を表しているといわれています。
この窓の下には般若心経が記された碑が置かれていました。

 

 

正確な真円を描いている「悟りの窓」は禅における悟りの境地を表し、春には紅梅やハナカイドウを望むことができるそうです。

泉涌寺は元々律を基本に天台・真言・禅・浄土宗を併せ持つ兼学の道場でした。故にあちらこちらで禅宗の建築様式が見られます。と廊下に置かれた説明板にありました。

 

 

少し分かりにくいですが、障子の向こうに五色の紅葉があります。紅葉シーズンの終盤に色づくグラデーションが美しい1本だそうです。(この時は青々としていました。)障子の開け具合がまた絶妙なんですよ。
 

 

走り大黒天」。(パンフレットの写真です)
鎌倉時代の作で、台所に安置されています。
大黒様と言えばにこにこしたイメージなんですけどね、こちらの大国様は手足はぽっこりとしていますが、お顔はちょっとリアルで厳しい表情、そして左足を一歩踏み出しています。家の方にまで幸福を持って来て下さるそうですよ。(ちょっと調べてみましたら、鎌倉期までは大黒天は憤怒相だったようです。)

 

雲龍院
真言宗泉涌寺派 別格本山(泉涌寺別院) 山号は瑠璃山、本尊は薬師如来。
南北朝時代、北朝の後光厳院の勅願により、竹巌聖皐(しょうこう)を開山として応安5年(1372年)に創建された。皇子・後円融院はここに如法写経の儀を興そうと寺領を寄せられ、また後小松天皇、称光天皇など皇室の帰依を受けて発展したとされています。

 

受付で案内パンフとともに「へぇ〜ポイント」を下さったり、至る所に説明板がありましたので、充実した拝観ができたと思います。また冷たいお茶も用意されて、帰り際にも「暑いですからお気をつけて」と声をかけていただき、拝観者にとても優しいお寺でした。

紅葉の季節が一番かと思いますが、それに限らずまた何度でも訪れたいお寺の一つになりました。ニコニコ

 

雲龍院のHPはこちら

Google map

 


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM