両足院の「半夏生のお庭 」。やっと拝観できました。

毎年見に行きたいと思いながら何故か忘れてしまう。でも今年はしっかり思い出しました(街なかに貼られたポスターを見てたらーっ)。
両足院の「半夏生の庭」特別公開です。


建仁寺の境内から両足院に入ると、左手にある「毘沙門天堂」です。こちらの毘沙門天像は鞍馬寺毘沙門天の胎内仏(仏像の胎内に納められた小仏像)で、関が原の合戦に黒田長政が出陣する際、この尊像を内兜に収めて奮戦し、勝利を収めたといわれています。その後、尊像は代々黒田家で信仰されましたが、維新の変革で明治10年頃両足院に寄進されたそうです。
あれ?っと思ったのは狛犬ではなくて「寅」。調べてみましたら、聖徳太子が物部守屋を討伐せんと戦勝祈願をすると、天空に毘沙門天王が出現され、必勝の秘法を授かりました。その日時が寅年・寅日・寅の刻であったそうです。
そういえば、同じく塔頭の「禅居庵・摩利支尊天堂」でも狛犬ではなく狛猪でした。



方丈前のお庭です。方丈で両足院について簡単な説明がありました。昨年のお正月に訪れたときは一面に七類堂天谿画伯作の襖絵が披露されていました。そして今回気づいたのは、その襖の後ろに仏壇があったのですね。いや〜ボケボケ!早速ご本尊様に合掌です。



方丈の脇を歩き、東庭を見ながら書院に向かいます。



書院前庭との境にある潜り門辺り。半夏生は方丈の東庭にも綺麗な姿を見せていました。



方丈の北側の廊下から書院前庭を撮りました。この池は鶴が翼を広げた形だということです。正面にあるのは茶室「水月亭」と「臨池亭」です。



この半夏生の庭は、京都府指定の名勝庭園です。
ジメジメした梅雨どきでも、この緑と白はさわやかニコニコ



茶室、「水月亭」(手前)と「臨池亭」が並んでいます。
「水月亭」は織田有楽斎(織田信長の実弟で茶人)により、建仁寺塔頭の旧「正伝院」(現「正伝永源院」)に建てられた茶室「如庵」の写しで、「臨池亭」は、かつて日本の百貨店の先駆的存在であった白木屋の創始者、大村梅軒が高台寺にあった同家の茶席を寄進したものだそうです。



半夏生が彩る池の畔。
半夏生は開花の頃周りの葉の色が緑から白に変化し、開花が終わればまた緑に戻る多年草で、書院前庭はこの特性を巧みに取り入れた庭だそうです。



書院の中から撮った前庭です。
以前に訪れた時はこの書院で伊藤若沖筆「雪梅雄鶏図」の掛け軸を拝見しました。今回は長谷川喜久氏の日本画展〜生誕300年若冲へのオマージュ〜が開催されていましたので、しばらく鑑賞させていただきました。



書院のガラス戸越しに。
前回来たときは雪ですべて覆われて、それはそれで非常に美しかったのですが、一番の見ごろはやはりこの季節ですね。それに冬のお寺は足が冷たくてひやひや
ウィークデイだったので、比較的空いていたのではないかと思います。書院から眺めただけですが、ゆっくり観賞できましたので満足です。帰る頃に小雨が降り、振り返るといっそう鮮やかでみずみずしく何ともいえない雰囲気。ちょっと帰りがたくなりました。

書院からお庭の観賞までの拝観料は600円。
茶室の特別拝観とお茶のおもてなし、庭園散策には別途500円。

前回(雪で覆われた冬の訪問時)の記事はこちら

 

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