蹴上インクライン付近を歩いてみました。

前に時間が無く途中であきらめてしまった蹴上インクライン周辺の続きを歩きました。
枯れ枝の下、ダウンを着ていた前回から2ヶ月足らずで気温はもう夏日、上着をどんどん脱ぎ捨て(捨てちゃいないけど)結局Tシャツ1枚になっていました。


仁王門通りを疏水に沿って東に歩いていくと現れる「巨大な輝き」像。ほんまに輝いてます。

下の碑文には「水門を開ける男と開かれた水門からキラキラあふれ出る命の水、幾数千万の力の結集が疏水隧道(トンネル)を造らせた。それは巨大なエネルギー このパワーを人物に託し 琵琶湖からの永遠の恵みを感謝する気持ちを形とす。」と書かれていました。

巨大な手と極端に小さい頭のせいでしょうか、なんだかシュールです。



琵琶湖疏水記念館の地階にあるトンネンル、上の扁額には「楽百年之夢」と書かれています。琵琶湖疏水建設に力を尽くした当時の京都府知事北垣国道が遺した落款を100年後の京都市長が揮毫したもので「百年の夢を楽しむ」は琵琶湖疏水は100年先の京都のためを思って作ったという意味だそうです。まさに100年以上経った今も市民生活をささえてくれています。



南禅寺舟溜。前に来たときより水量はずっと多く、すごい勢い!前回と同じくまた疏水記念館の地階からインクラインに出ました。



インクライン沿い、疏水公園の噴水。
緑に囲まれた爽やかな噴水です。ここでランチを食べたら美味しいだろうなと思いつつデジカメを構えると、噴水の向こうに前回途中で引き返してしまったため見られなかった「田辺朔郎」像を発見!



京都市民の悲願を実現した琵琶湖疏水の設計・施工の主任技師「田辺朔郎」像 です。

田辺朔郎は文久元年江戸に生まれる。明治15年工部大学校学生であった田辺は琵琶湖疏水の実現に奔走する京都府知事北垣国道に会い、請われて翌年京都府に着任し、財政と技術を案ずる反対派の説得に知事を助け明治18年起工後は設計、施工の総責任者となる。当時はほとんど機械、資材とてなく、いわば人力のみに頼る長さ2436mの長等山トンネルの工事は困難を極めたが、卓抜な技術と強い信念、不屈の精神力によりこれを克服した。また優れた先見性により、世界で2番目の水力発電をこの蹴上の地に実現し、産業動力源とするとともにわが国初の路面電車を走らせた。明治23年4月、晴れの通水式を迎えた田辺朔郎は28才であった。
わが国土木技術の黎明期を開拓した偉大な先覚者であると同時に、近代都市の基礎をつくった恩人田辺朔郎の像を建て、ここに顕彰する。(この像の左に建つ顕彰の碑文から)

この像は、昭和57年 市民の寄付により建立されました。田辺が明治21年 米国の水運・水力発電の調査に横浜港より出発したときに撮影された写真をモデルにしたそうです。

とりあえず、この像を見た感想は・・・イケメン!!



下の南禅寺舟溜に比べるとあまり整備されていなくって寂しい感じがするけれど、ここが蹴上舟溜。インクラインの上端にあります。かつてここから舟を台車に載せて下ったのですね。



蹴上舟溜からもう少し進んで、旧九条山浄水場ポンプ室
防火用水を御所に送るために建設された、ポンプ室にしては随分荘厳な建物です。大正天皇が皇太子のときに疏水を下りながら施設を見学する計画があったので豪華な装飾が施されているそうです。現在京都市が観光資源化を検討中だとか。
この建物のなんだか見慣れたこの感じは国立博物館だよ!って調べてみたら設計者は同じ人、片山東熊でした。
もう少し歩きたかったけれど、持病の腰痛がここで泣き顔・・下の道に下りて帰ることにしました。



ツツジの名所蹴上浄水場を左手に見ながらインクラインの下の三条通を歩きます。うーん、まだ咲いてないな。さて右側に現れたのがこのねじりまんぽ。インクラインの下をくぐるトンネルです。上の扁額には北垣国道筆「雄觀奇想(ゆうかんきそう)」と記されています。見事なながめとすぐれた考えであるという意味だそうです。反対側にも「陽気発處」の扁額がありますが、そちらはかなり劣化していました。
ところで四条通や五条通など名前に条が付く道はほぼ東西を結んでいるのに、三条通は蹴上でグイッと曲がって方向が変わっちゃうからややこしいよ。



ねじりまんぽの中。数メートルの短いトンネルですが、ほんまに捩れてる! この斜め積みというかねじれ積みは、鉄道と道路が斜めに交差する場合、強度を高めるためにこの工法が用いられたそうです。



蹴上のT字路から見えるクラシックで重厚な第二期蹴上発電所
第一期蹴上発電所は明治24年に完成、最初にインクラインへ送電を開始し、その後日本初の路面電車も走らせました。明治45年には、さらに多くの水や電力を得るため第二疏水を建設し、この第二期蹴上発電所が造られました。今は第一期発電所の跡地に昭和11年に建てられた第三期蹴上発電所のみが稼動しています(現在は関西電力の所有)。



南禅寺舟溜から十石舟が出航したところ。「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」で5月6日まで、南禅寺舟溜から夷川ダムまでの往復約3Km25分だそうです。美しい桜の季節は過ぎてしまいましたが、新緑の鴨東運河もいいですねニコニコ
今回もほんとに少しだけしか歩いていませんが、いつの間にかすっかり琵琶湖疏水ファンになっていました。何といっても疏水周辺はさわやかで気持ちがいいです。これからは暇を見つけては歩くぞ!体脂肪も減るかも知れない。
 

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM